基幹的な水利施設の整備・管理等に関する意見書
鳥取県中部は中国地方でも有数の農業地域であり、古くから畑作物中心の営農が展開されている。ハウス栽培によるスイカの収穫期の前進化、二十世紀梨の大玉栽培、ブロッコリー・白ネギ・園芸作物の周年栽培、土地利用率の向上等、水を活用した営農は地域農業にとって不可欠である。
北栄町では、琴浦町とともに昭和54年度から平成18年度まで国営東伯農業水利事業により水田750ha、畑2,070ha、計2,820haの受益地にかんがい用水を供給するため3つのダムと2つの頭首工を始めとする基幹水利施設等の造成を行い、国営事業と連携した県営事業等を実施し、大規模かつ効率的な農業が営まれる基盤が出来ており、わが国の食料供給基地の一つとしてその役割を大いに発揮している。
また国県営事業等で整備した畑地かんがい管水路は200kmにも及んでおり、農業の持続的な発展を図るためにはこれらの施設の適切な管理や計画的な整備を進める必要がある。
現在、政府の地方分権改革推進委員会等において、国営事業の廃止等の検討が進められているが、基幹的農業水利施設の整備が着実に実施されないようなことになれば、全国の食料供給基地が疲弊し、我が国の食料安定供給に甚大な影響を及ぼすことになりかねない。
よって、国並びに国会においては下記の事項を実現するよう強く要望する。
記
農業生産の基礎である基幹的な農業水利施設の整備、管理など、国営事業として実施しているような大規模な施設については、地域農業の振興に寄与するため引き続き国の責任において行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成20年9月29日
鳥取県東伯郡北栄町議会
提出先
内閣総理大臣、内閣官房長官、内閣府地方分権改革推進委員会委員長、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣、経済財政政策担当大臣、衆・参両院議長
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